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第11回 欧州栄養会議

第11回 欧州栄養会議

試験管内、動物試験系を用いたブラジル産薬用植物タベブイア・アベラネダエのがん予防効果
■2011年10月26日~29日 スペイン・マドリッド
「CHEMOPREVENTIVE EFFECTS OFTRADITIONAL HERB TEA, TABEBUIA AVELLANEDAE ON IN VITRO AND IN VIVO CARCINOGENESIS SYSTEM」
Harukuni Tokuda and Nobutaka Suzuki (Kanazawa University, Graduate School of Medical Science), others
タベブイア・アベラネダエの乾燥パウダーエッセンスならびにその活 性成分であるNFDに関し、研究プロジェクトの一部としてその抗腫瘍、 抗発がんプロモーターの性質の検討を行った。タベブイア・アベラネダ エ(TA)は地球上において、ブラジルから北部アルゼンチンに渡る南 米に自生する樹木で、薬用植物として、500年以上に亘って種々の 疾患に対して伝承薬物として使用されてきた。ブラジル産であるこの 樹木の内部樹皮はアジアでは主に飲料茶として供給されている。新 しい分析法として、ヒト由来リンパ腫であるRaji細胞を用いて抗発が んプロモーター、発がんプロモーターを短鎖脂肪酸と発がんプロモー ターの相乗効果を用いて迅速で簡便にスクリーニングをする方法を 用いて、抗発がんプロモーター、がん予防剤の検討を行った。加えて われわれは更に進めた試験として、DMBAにてイニシエーションを行 い、続いてTPA1.7nmolを塗布する、新しい発がんモデルであるマウ ス皮膚二段階発がん験と他のモデルを用いて行った。これらの結果 はヒトがん予防を目的とした、植物由来サプリメントのさらなる開発に 向けての基礎的データを供給するものである。
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