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第5回 欧州皮膚腫瘍学会・第7回 世界メラノーマ会議 合同会議

第5回 欧州皮膚腫瘍学会・第7回 世界メラノーマ会議 合同会議

UVB誘発発がんにおけるブラジル産薬用植物摂取によるがん予防効果
■2009年5月12日~16日 オーストリア・ウィーン
「Chemopreventive effects of Brazilian herb oral feeding on UVB induced photocarcinogensis」
Harukuni Tokuda (Kanazawa University, Graduate School of Medical Science), others
紫外線光線(UVB)はヒトにおいて、皮膚がんを通常発生させる ことが知られている。そして暮らしのなかでわれわれ生活にとって は緊急の問題となっている。UVBの種々の効果として、皮膚がん が考えられそれはフリーラジカルの発生、関連にするオキシダントに よって起こる。タベブイア・アベラネダエ(TA)は南アメリカのブラジ ルからアルゼンチンに自生し、種々の疾患に効能があるとして500 年に亘り薬用植物としてよく知られている。この植物の内部樹皮 はアジアでは主に日本で飲料茶として供給されている。先に我々 はTAの抽出エッセンス(TAess)とそこに含まれるナフトキノンタイプ 化合物NQ801が、TPAを用いた試験管内短期検出法にて(がん 予防剤の試験)、発がんに対して抑制効果のあることを認めた。ま た皮膚二段階試験では同様に抑制効果を示した。われわれはさ らに新しい発がんのモデルとして、UVB照射に続くTPA塗布によ る方法により検討した。実験系として皮膚発がんリスクの高いマウ スを用いて、TAエッセンスを飲水として処理をおこなった。0.0025% TAエッセンス水溶液をUVBを照射するその前後1週間に飲水した ところ、腫瘍発生率が40%に減少し、腫瘍数も20%に減少した。こ れらの結果はヒトでの太陽光線誘発発がんに対するTAエッセンス の効果として、TAエッセンスのより新しい使用と考えられる。
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