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統合腫瘍学会~第5回 国際会議

統合腫瘍学会~第5回 国際会議

ブラジル産薬用植物、タベブイア・アベラネダエ由来抽出物とその構成成分の抗腫瘍効果
■ 2008年11月20日~21日 米国ジョージア州・アトランタ
「Anti-cancer properties of extracts and constituents from Brazilian medicinal plant, Tabebuia avellanedae」
Harukuni Tokuda (Department of Biochemistry, Kyoto Prefectural University of Medicine), Masafumi Kaneko (Faculty of Pharmacy, Takasaki University of Health and Welfare), Bacowsky Helmut (Zentrum Nosomi Clinic), Akira Iida (Faculty of Agriculture, Kinki University)
悪性乳がんは毎年、日本、米国で女性において主たるがん疾 患として記載されており、加えて世界各国で増加しているという 多くの報告がある。
タベブイア・アベラネダエ(TA)は南アメリカのブラジルからアルゼ ンチンに自生し、種々の疾患に効能があるとして500年に亘り薬 用植物としてよく知られている。この植物の内部樹皮はアジアで は主に飲料茶として供給されている。以前にわれわれはTAの 抽出エッセンス(TAess)とそこに含まれるナフトキノンタイプ化合 物NQ801が、TPAを用いた試験管内短期検出法にて(がん予 防剤の試験)、発がんに対して抑制効果のあることを認めた。乳 がんに対するこの物質の安全性と確証のために、その正確な評 価と、これらのより評価される活性に向けて、その試料の細胞毒 性と抗増殖抑制について乳がん細胞であるMCF-7に対して試 験を行った。そしてわれわれはMCF-7細胞がTAエッセンス、 NQ801を3日反応によって濃度依存的に抗増殖抑制効果を示 すことを認めた。細胞毒性はTAエッセンスに比較してNQ801の 方が強い作用を示した。これらのデーターはこの2つの化合物が 細胞増殖作用点での遅延による疾患処置に応用の可能性を示 唆している。加えて、これらの実験室レベルでのデーターが、がん 治療を目的とした代替医療に向けての役割を強く示唆している。
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