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第7回米国国際がん予防学会

第7回米国国際がん予防学会

UVB誘発発がんにおけるブラジル産薬用植物摂取によるがん予防効果
■ 2008年11月16日~19日 米国ワシントンD.C.
「Chemopreventive effects of Brazilian herb oral feeding on UVB induced photocarcinogensis」
Harukuni Tokuda (Department of Biochemistry, Kyoto Prefectural University of Medicine), Masafumi Kaneko and Mitsuaki Yamashita (Faculty of Pharmacy, Takasaki University of Health and Welfare), Akira Iida (Faculty of Agriculture, Kinki University)
紫外線光線(UVB)はヒトにおいて、皮膚がんを通常発生させ ることが知られている。そして暮らしのなかでわれわれ生活にと っては緊急の問題となっている。UVBの種々の効果として、皮 膚がんが考えられそれはフリーラジカルの発生、関連にするオキ シダントによって起こる。タベブイア・アベラネダエ(TA)は南アメリ カのブラジルからアルゼンチンに自生し、種々の疾患に効能があ るとして500年に亘り薬用植物としてよく知られている。この植物 の内部樹皮はアジアでは主に日本で飲料茶として供給されてい る。以前にわれわれはTAの抽出エッセンス(TAess)とそこに含 まれるナフトキノンタイプ化合物NQ801が、TPAを用いた試験管 内短期検出法にて(がん予防剤の試験)、発がんに対して抑制 効果のあることを認めた。また皮膚二段階試験では同様に抑制 効果を示した。われわれはさらに新しい発がんのモデルとして、 UVB照射に続くTPA塗布による方法により検討した。実験系と して皮膚発がんリスクの高いマウスを用いて、TAエッセンスを飲 水として処理をおこなった。0.0025% TAエッセンス水溶液をUVB を照射するその前後1週間に飲水したところ、腫瘍発生率が40% に減少し、腫瘍数も20%に減少した。これらの結果はヒトでの太 陽光線誘発発がんに対するTAエッセンスの効果として、TAエッ センスのより新しい使用と考えられる。
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