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欧米生薬学会 第7回合同シンポジウム

欧米生薬学会 第7回合同シンポジウム

ヒト由来がん細胞の拮抗剤としてのタベブイア・アベラネダエとその構成成分
■2008年8月3日~8日 ギリシャ・アテネ
「Tabebuia avellanedae and its constituents as antagonists of human derived tumor cells」
Harukuni Tokuda (Department of Biochemistry, Kyoto Prefectural University of Medicine), Masafumi Kaneko and Mitsuaki Yamashita (Faculty of Pharmacy, Takasaki University of Health and Welfare), Akira Iida (Faculty of Agriculture, Kinki University)
タベブイア・アベラネダエ(TA)は南アメリカのブラジルからアルゼ ンチンに自生し、種々の疾患に効能がある薬用植物としてよく知ら れている。先にわれわれはNFDをTPA誘発試験管内試験法にて 抗発がんプロモーター成分のひとつとして報告するとともに、がん 予防として作用することを認めた。このブラジルで自生する植物の 内部樹皮はアジアで薬用茶として使用されることから、TAをがん予 防剤としての試験を進めた。そこでこれら抽出物と構成成分が果 物や野菜と同様にがん予防効果として活性を有することを推測す ることができた。また続く抗腫瘍効果に関しても、われわれの研究 を通じて、ヒト由来がん細胞株に対して、その効果を評価すること ができた。
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