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第4回 フランス海外県での香料と薬用植物に関する国際会議

第4回 フランス海外県での香料と薬用植物に関する国際会議

ブラジル産伝統薬用植物、タベブイア・アベラネダエのがん予防作用
■2006年7月10日~13日 フランス領ポリネシア・タヒチ
「Chemopreventive effect of Brazilian traditional medicine, Tabebuia avellanedae」
Harukuni Tokuda (Department of Biochemistry, Kyoto Prefectural University of Medicine)
Akira Iida (Faculty of Pharmacy, Takasaki University of Health and Welfare)
Shinichi Ueda (Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kyoto University)
タベブイア・アベラネダエ(ノウゼンカズラ科)(TA)はアルゼンチン 北部からブラジルに至る南米に自生する樹木で種々の疾患に作用 する伝統生薬として知られている。以前の報告で、われわれは抗 腫瘍活性成分の1つとして2(- 1-ヒドロキシエチル)-5-ヒドロキシナフト [2,3-b]フラン-4,9-ディオンがTPAで誘導する試験管内細胞試験で がん予防剤として報告した。
この成果をさらに発展させるために、この樹木の内部樹皮がアジア 等でハーブ茶として使用されていることから、この試料に関してがん 予防剤としての評価をおこなった。内部樹皮粉末(タヒボジャパン社 より提供)をマウスに飲水として服用し、DMBA-TPAの系による皮膚 発がん、4NQO-glycerolの系による肺発がんの発がんプロモーション 段階での抑制効果を検討した。この結果は、よく知られた果物、野菜 と同様に、この樹皮の発がん予防としての可能性が評価された。
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