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第17回 国際栄養学会議

第17回 国際栄養学会議

がん予防剤として有用なお茶とされるブラジル薬用植物タベブイア・アベラネダエ
■2001年8月27日~31日 オーストリア・ウィーン
「BRAZILIAN TRADITIONAL MEDICINE. TABEBUIA AVELLANEDAE EXT.: A NEW USEFUL TEA AS CHEMOPREVENTER. 」
H Tokuda1 E Ichiishi1 T Yoshikawa1 H Nishino1 , S Ueda2
1Kyoto Prefectural University of Medicine,Kyoto,
2Kyoto University,Kyoto,JAPAN.
古来よりブラジルの薬用植物として報告されているタベブイア・アベラネダエは、その水抽出物が種々の疾患に対して重要な役割を示すことが知られている。
実験的にその内部樹皮の水抽出物をマウスに飲水させたところ、皮膚発がん系であるDMBA-TPA、紫外線発がんと肺発がんの系であるDMBA-UVB,4NQO-8%グリセロールにおいて、がん化の過程を抑制することが認められた。この物質が有する抗酸化作用が、このような異常な状態に作用すると思われる。またわれわれはこの物質に含まれる2(- 1-ヒドロキシエチル)-5-ヒドロキシナフト[2,3-b]フラン-4,9-ディオンと記載する化合物に、同様な効果のあることを見出した。これらの知見は野菜等でがんを予防するのと同様な効果を期待できるものと考えている。
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