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第7回 日本未病システム学会

第7回 日本未病システム学会

ブラジル産薬用植物、タベブイア・アベラネダエを用いたがん予防
■2001年1月19日 愛知県・名古屋市
「Cancer prevention using Tabebuia avellanedae, a medicinal plant from Brazil」
Harukuni Tokuda1), Hoyoku Nishino1), and Shinichi Ueda2)
1): Department of Biochemistry, Kyoto Prefectural University of Medicine
2): (Formerly) Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kyoto University
【目的】
高年齢化にともない医療費の高騰が先進国では大きな問題となつており、疾病のなかで特にがんに関しては死亡率の高さから、最重要課題としてその対応が迫られている。そのなかで近年異なった観点からのアプローチとして、若年層からそのリスクを下げる方法、すなわちがんの予防、またその発症の状態で認識することなく老齢期を過ごす、天寿がんが広く知られるようになった。そこでわれわれは動物実験を用いてその有効性を評価するために今回、古来よりブラジル産として広く知られている薬用植物を用いて試験を行なったので報告する。 
【方法】
以前よりわれわれが用いている試験管内の試験、ならびに一般的に使用されているマウスを用いた動物実験で、タベブイア・アベラネダエ内部樹皮細粉末(タヒボジャパン株式会社より提供)の水抽出液を試験試薬として、がん予防の観点から評価した。
【結果】
これまでの試験でこの抽出液が細胞に対しても、マウスに対しても顕著な毒性を示さず、がん予防剤として有効な試験結果を示したことでその有用性が示唆された。
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