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第2回 国際食品因子学会(ICOFF)

第2回 国際食品因子学会(ICOFF)

がん予防剤としての新しい有用な茶であるブラジル産の伝承生薬タベブイア・アベラネダエ抽出物“タヒボ”
■1999年12月19日~21日 沖縄県・宮古島市
「Brazilian traditional medicive,Tabebuia Avellacedae ext.: a new useful tea as cancer chemopreventor」
Harukuni TOKUDA1,EiichiroI CHIISHI1,Toshikazu YOSHIKAWA1 Hoyoku NISHINO1 and Shinichi UEDA2
1Kyoto Prefectural University of Medicine,Kyoto,602-0841
2Kyoto University,606,Kyoto,JAPAN.
ブラジルの伝承医学文献による多くの研究で、タベブイア・アベラネダエ抽出物が色々な疾患に対して有効であると示されている。
この木の粉末(タヒボジャパンより提供された内部樹皮試料)の水抽出物をマウスに経口投与するとDMBAを発がんイニシエーター、TPAを発がんプロモーターとする皮膚発がん、また4NQO、8%グリセロール作用による肺発がん実験系で抑制効果を示した。
その作用として、この物質の抗酸化作用ががん等の病変に対して重要な作用を示すことが考えられる。
最近、われわれはタベブイア・アベラネダエの含有成分であるラパコールまた2(- 1-ヒドロキシエチル)5- -ヒドロキシナフト[2,3-b]フラン-4,9-ディオンに、抗発がんプロモーター短期検出法並びDMBA、TPAを用いたマウス皮膚発がん試験において、同様に抑制効果を示す結果を得た。
これらの所見はこの化合物が、がん予防を目的とした試薬に有用であることを示唆する。
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