第6回 一酸化窒素学会
天然物由来化合物による一酸化窒素誘導発がんに対するがん予防一酸化窒素発癌に対するタベブイア・アベラネダエ抽出物とその含有成分の癌予防効果(発表内容に記載)
■1999年9月5日~8日 スウェーデン・ストックホルム
「Chemoprevention of nitric oxide donor-induced carcinogenesis by naturally occuring compounds」
H.Tokuda,Y.Okuda,T.Mukainaka,M.Okuda,E.Ichiishi,H.Nishino,
Kyoto Prefectural University of Medicine,Kyoto,602-0841,
M.Takasaki,T.Konoshima,Kyoto Pharmaceutical University,Kyoto,607-8414, JAPAN
過去の研究結果によると、特定の一酸化窒素誘導によりマウス皮膚二段階発がんが発生する事を示している。
イニシエーターとしての一酸化窒素、ならびプロモーターとしてのTPAの誘導により、マウスの皮膚には20週間で典型的なパピローマが発生する事を認めた。
永年の研究において、予防的な食事療法、化合物に興味を持って来たが、一酸化窒素誘導発がんに対する予防剤として天然物由来の化合物を発見した。いくつかの化合物の抗イニシエーション作用が一酸化窒素の誘導を抑制する結果を示している。