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第9回 米国癌協会年次研究会

第9回 米国癌協会年次研究会

がん予防剤としての新しい有用な茶であるタベブイア・アベラネダエ抽出物 “タヒボ”
■1999年9月2日・3日 米国ワシントンD.C.
「TABEBUIA AVELLANEDAE EXT.”AHEEBO”:A NEW USEPUL,TEA-AS CANCER CHEMOPREVENTOR.」
Harukuni TOKUDA1,Eiichiro ICHIISHI1,Toshikazu YOSHIKAWA1,Hoyoku NISHINO1 and Shinichi UEDA2
1Kyoto Prefectural University of Medicine,Kyoto,602-0841
2Kyoto University,606,Kyoto,JAPAN.
ブラジルの伝承医学文献による多くの研究で、タベブイア・アベラネダエ抽出物が色々な疾患に対して有効であると示されている。この木の粉末(タヒボジャパンより提供された内部樹皮試料)の水抽出物をマウスに経口投与するとDMBAを発がんイニシエーター、 TPAを発がんプロモーターとする皮膚発がんまた4NQO、8%グリセロール作用による肺発がん実験系で抑制効果を示した。その作用として、この物質の抗酸化作用ががん等の病変に対して重要な作用を示すことが考えられる。最近、われわれはタベブイア・アベラネダエの含有成分であるラパコールまた2(-1-ヒドロキシエチル)5- -ヒドロキシナフト[23, -b]フラン4- 9, -ディオンに、抗発がんプロモーター短期検出法並びにDMBA、TPAを用いたマウス皮膚発がん試験において、同様に抑制効果を示す結果を得た。これらの所見はこの化合物が、がん予防を目的とした試薬に有用であることを示唆する。
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