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第34回 米国生薬学会

第34回 米国生薬学会

タベブイア・アベラネダエ抽出エキスとその成分の発癌予防活性について
■1992年7月26日~30日 米国カリフォルニア州・サンディエゴ
「CANCER PREVENTIVE ACTIVITY OF TABEBUIA AVELLANEDAE EXTRACTS AND ITS CONSTITUENTS.」
Shinichi Ued1a and Harukuni Tokud2a, 1Department of Natural Product Chemistry, Faculty of Pharmaceutical Sciences.Kyoto
University,Kyoto 606-01, 2Department of Biochemistry Kyoto Prefectural University of Medicine,Kyoto 602, Japan
京都大学薬学部 薬用植物化学教室 上田伸一、京都府立医科大学 生化学教室 徳田春邦
タベブイア・アベラネダエの抽出エキス並びにその成分の研究の一環として、数種類のナフトキノンを単離同定した。これらの発癌予防活性を、ラジ細胞を用いる12-0-テトラデカノイルフォルボール-13-アセテート(TPAと略記)とノルマル酪酸による発癌プロモーションの抑制試験(抗発癌プロモーターの試験管内短期検出法)並びに7、12-ジメチルベンツ(a)アントラセン(DMBA)とTPAによるハツカネズミの皮膚発癌の抑制試験によって検討した。
5-ヒドロキシ-2-(1-ヒドロキシエチル)-ナフト(2,3-b)フラン-4,9-ジオン(1)並びに2-アセチル-5-ヒドロキシナフト(2,3-b)フラン-4,9-ジオン(2)の両キノンはそのin vitro実験において、投与量に依存的な抑制効果を示した。(1)は、ハツカネズミの皮膚発癌に対して顕著な抑制効果を示した。これらの生物活性評価の結果について発表する。
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