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第22回 国際化学療法会議(ICC)

第22回 国際化学療法会議(ICC)

生物製剤の抗腫瘍効果
■2001年6月30日~7月3日 オランダ・アムステルダム
「Antitumor effect of biological preparations」
Ebina TE. Miyagi Cancer Center Research Institute, Natori, Japan
担子菌カワラタケ抽出物であるPSK、タマサキツヅラフジ抽出物であるセファランチン(CR)、タベブイア・アベラネダエ抽出物であるタヒボの抗腫瘍効果について、二重移植腫瘍系を用いて調べた。
この系は、Meth-A繊維肉腫細胞をBALB/Cマウスの左右体幹の真皮内に同時に注射し、その後3日目、4日目および5日目に右側の腫瘍に生物製剤(BRM)を注入するというものである。上記3種類のBRMは、右側の原発性腫瘍のみならず左側の転移性腫瘍に対しても治療効果を示した。PSK、CRおよびタヒボの活性成分としてこれまでに知られているのは、それぞれタンパク結合性多糖体、アルカロイド、およびナフトキノンである。
in vitroで、マウスRL male-1 白血病細胞とColon 26腫瘍細胞の浸潤に対するBRMの効果をBiocoat Invasion Chamberを用いて調べたところ、3種類のBRMは浸潤を抑制した。また、アネキシン-V法によりアポトーシスの早期誘導について調べた。CRはヒトDaudiおよびRajiBリンパ芽球細胞や末梢リンパ球にアポトーシスを誘導した。
タヒボは上記2種類のリンパ芽球細胞にアポトーシスを誘導した。
PSKはDaudi細胞に対してのみアポトーシスを誘導した。タヒボはヒトのさい帯血管内皮細胞(HUVEC)および皮膚血管内皮細胞(HMVEC)の増殖を抑制した。CRはHUVECの増殖を阻害した。
PSKはどちらも抑制しなかった。
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