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第1回 一酸化窒素の生物学 化学と治療応用の国際学会

第1回 一酸化窒素の生物学 化学と治療応用の国際学会

種々の一酸化窒素ドナー作用に対する天然物由来化合物の効果
「EFFECTS OF NATURALLY OCCURING COMPOUNDS ON VARIOUS NO DONORS POTENCY」
■2000年6月3日~7日 米国カリフォルニア州・サンフランシスコ
H Tokuda*, M Okuda*, X Mou*, T Mukainaka*, E Ichiishi*, H Nishino*, M Takasaki, T Konoshima
*Kyoto Prefectural University of medicine,Kyoto,Japan
Kyoto Pharmaceutical University,Kyoto,Japan
一酸化窒素(NO)は多くの生理作用に重要な役割を行っている。
一方NOはまた、微生物や動物細胞に対して変異原生を示すとともに、突然変異作用も示す。
そこでNOによる発がんの可能性を検討するために、SENCARマウス皮膚にNOドナーで発がんイニシエーションを行った後、TPAを週2回、20週間続けて発がんプロモーション処理を行ったところ、NOドナーに顕著な発がんイニシエーション効果を認めた。
そこでこれまでのわれわれのがん予防研究の興味から、NOドナーによる発がんイニシエーション作用に対する予防効果を検討した。
これらの結果からいろいろな天然物由来化合物の作用が、NOの活性に対して抑制効果として働くことが示唆された。
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