トップ > 第39回 米国生薬学会

第39回 米国生薬学会

第39回 米国生薬学会

フモニシンB1誘発皮膚がん発生に対するタベブイア・アベラネダエ抽出物の抑制効果
■1998年7月19日~23日 米国フロリダ州・オーランド
「INHIBITORY EFFECTS OF TABEBUIA AVELLANEDAE EXTRACT ON FUMONISIN B1 INDUCED SKIN CARCINOGENESIS」
Shinichi Ueda,1 Harukuni Tokuda,2 Ronald F.Vesonder,3 Teruo Mukainaka,2 Hoyoku Nishino,2
1Department of Pharmaceutical sciences,Kyoto University,Kyoto 606,
2Department of Biochemistry,Kyoto Prefectural University of Medicine Kyoto 602-0841, JAPAN,
3Mycotoxin Research,National Center for Agricultural Utiliza-tion Research,USDA,Peoria,Illinois 61604,USA
有用植物タベブイア・アベラネダエの内皮は利尿、収縮、抗炎症効果を示すことが知られている。抗がん効果の検討として、先にタベブイア・アベラネダエ水抽出エキスが抗発がんプロモーター短期検出法、並びにTPAを発がんプロモーターとして用いたマウス皮膚発がん抑制試験において顕著な効果を示すことを報告した。さらにがん予防の観点からの検討として、DMBAを発がんイニシエーター、フモニシンB1を発がんプロモーターとするマウス皮膚二段階がんでの抑制効果を検討したところ、フモニシンB1に対しても抑制効果を示したことで、この水エキスがさらに有用な効果を示す可能性が考えられる。
PAGETOP